素材選びのポイントは？

「外壁」と一言で言っても、その種類は、多種多様です。
デザインに限らず、建物全体の性能に関わる大切なパーツである外壁。
イメージや条件に合った適切な外壁を選ぶうえで重要なそれぞれの特徴や選び方のポイントをお伝えします。

1. 耐久性

外壁は、一年中雨風や紫外線にさらされつづけ、過酷な環境下におかれています。 そのため、長期間経過すると、ひび割れや色褪せなどの劣化が起こりやすくなります。 タイルは、耐久性が高いことで知られており、焼き固める製造方法によって表面が硬く仕上がり、キズが目立ちにくい素材です。 デザインもさることながら耐久性、重量、コスト等、総合的にバランスよく選びましょう。

2. 防耐火性

いつ起こるか分からないのが火災です。隣家からのもらい火にも備えるために外壁の防耐火性は欠かせません。 ALCは、無機質な材料でつくられていることに加え、サイディングの2倍以上の厚さで、優れた防耐火性をもっています。 サイディングもまた厳しい試験をクリアし、防耐火性の高さが評価されています。

3. メンテナンス性

外壁材は、素材や耐久性によってメンテナンス頻度が異なりますが、いずれも定期的なメンテナンスを行うことで、外壁としての性能を維持することができます。 また、足場の組み立てが必要な場合もあるなど、メンテナンスのしやすさも重要です。 自然素材である粘土や石が原料のタイルや石材は、比較的キズや汚れがつきにくく、色あせにも強いため、メンテナンスの回数を抑えられる傾向にあります。 ニチハのサイディングは、独自の塗装技術によって、セルフクリーニング機能や耐候性に優れた塗膜性能を有しているため、後々のメンテナンスの負担を軽減できます。

4. 価格

外壁材は、初期のコストに加えて、定期的なメンテナンスにかかる費用も考えておく必要があります。 素材の種類や厚み、性能等によって、価格帯が上下しますが 初期コストが割高な外壁材であっても長い目で見ると経済的になることも。 10年後や20年後の人生設計を考えたうえで、初期コストとメンテナンスコストのバランスをとることが大切です。 お子様の入学や進学、定年後の生活など将来のライフステージを十分に考えて選びましょう。

5. デザイン性

個性を表現し、お気に入りの外観に仕上げるために外壁材そのもののデザイン性も重要なポイント。 モルタルのように自由度が高いものがあれば、サイディングのように豊富なバリエーションの中から、様々な組み合わせでオリジナリティあふれる理想の外観に仕上げることができます。 ニチハのサイディングは、石積調や木目調等のいろいろなテクスチャーやカラーバリエーションに加え、厚みの種類も豊富。 厚みのあるものは彫りが深く、重厚感や陰影が増して、高級感を醸し出します。

外壁材の特徴比較表（目安）

サイディングは、5つのポイントをバランスよく兼ね備えており、住宅をはじめ、店舗・公共施設、中高層の建物など街中のいたるところで使われています。

ニチハは、窯業系サイディングのリーディングカンパニーとして、
これからもお客様の願いに応えた商品をつくり続けます。